【海外在住】バイリンガル教育成功への秘訣!日本語が大好きな子に育てよう!

好きこそ物の上手なれ

イギリスで2人のかわいい娘のバイリンガル子育てに奮闘中の美恵子です。

『好きこそ物の上手なれ』
ということわざを、みなさん一度は聞いたことありますよね。
ご存じかと思いますが、このような意味があります。

何事も、好きであってこそ上手になる。 いまは未熟であっても、本当に好きならば上達する望みがある。

文字どおりには、好きであればこそその道の上手である、とする一種の誇張表現で、まず好きであることが将来の上手につながることが強調されています。

ことわざを知る辞典より引用

世の中に意味不明のことわざはたくさんあるけれど、これは納得、間違いない!
みなさんも思い当たる経験があるのではないのでしょうか。

今は無趣味な私ですが、遠い昔にはスノーボードが大好きで、少しでも時間があれば雪山に1人でも行っていました。
雪山に行けない時には、暇さえあればお家で雑誌を読んだり、ビデオを観たり、イメージトレーニングをしていて、気づけばかなり上達していました。
(あの頃の私はカッコよかったよな…遠い目…)

また、子どもが大好きで教えることが好きなので、気づけばそのような仕事やボランティアばかりしています。
好きなことって、理由なしに続けられるんですよね。

しかし、反対に無理して嫌だと思いながらやることってどうでしょう。
成長は遅いどころではなく、もしくは全く成長はしないかもしれません。

わかるわ〜!!私にとっては料理、料理!!
全然成長しないと思ったら、無理してたし、嫌いだったわ(笑)
ついでに掃除もね、、、

さて、もう私の言いたいことはわかりますよね?
バイリンガル子育て、日本語教育を成功させるためには、

『子供に日本語を好きになってもらう』

ことが重要になってきます。

『日本語が大好きな子どもに育てる』には、どうすればいいのでしょうか。
方法はいろいろあるとは思いますが、今回私からは3つの秘訣をお話ししたいと思います。

一緒に楽しもう!

『子は親の鏡』とよく言われますが、みなさんはどう思われますか。
私は娘たちの表情や話し方、行動などを見て、
「うわ、自分みたい。」
と、思うときがよくあります。

喜ばしいときもあるのですが、
「親の顔が見てみたい(笑)」
と、自分で自分を突っ込んで反省していることも多々あります。

『子は親の鏡』

・けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる

・とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

・不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

・「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる

・子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる

・親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる

・叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

・励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる

・広い心で接すれば、キレる子にはならない

・誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

・愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ

・認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる

・見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

・分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ

・親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る

・子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

・やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ

・守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ

・和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

「子供が育つ 魔法の言葉」 ドロシー・ロー ノルト著 より引用

うん、そんな気がする。
ネガティブのやつは、できるだけやらないように頑張る。
ポジティブのやつは、なんかできるような気がする!
(できるだけ頑張りますw)

そしてこれ、日本語教育にも当てはまると思いませんか。

『親が日本語で話す姿を見せると、子どもも日本語を話したくなる』
『親が楽しく日本語を話す姿を見せると、子どもは日本語を楽しく話すようになる』

当たり前ですが、親が日本語を話さなければ、幼い子どもの口から日本語が出てくることはありません。

小さい子どもは親の様子をしっかり観察して、それをお手本にして自分の行動スタイルにしていきますよね。
特に幼児期は、親のしていることは、なんでも真似してやってみたい!と思う時期なので、その時期を逃さず、楽しく親が日本語を使う姿を見せてあげることが大事だと思います。

例えば、

一緒に手遊びをする。
一緒に工作をする。
一緒に塗り絵をする。
一緒に本を読む。
一緒に料理をする。
一緒にお片付けをする。
一緒に洗濯をする。

とにかく、、、

一緒に楽しむ!

ことが大事だと思います。

その際には日本語でたくさん話しかけながらやるといいですね。
例えば工作や色塗りでは、
「ハサミで、チョキチョキしようね。」
「りんごは、なにいろでぬろうか。」

その際には楽しく!がポイント。
「ああして!それダメ!ちがう!まちがっている!」
ばかり連呼していたら、お互いが全く楽しくありませんよね。

『楽しく日本語を学んでほしい、話してほしい』

と望むのであれば、『親が楽しそうに日本語を使う姿』を見せてあげましょう!

たくさん褒めてあげよう!

子育てをしていく中で、『褒めて育てるべき』というのはみなさんよくわかっていることだと思います。
今まで私が指導、関わってきた子どもたちは、みんなそれぞれ素晴らしいところを持っていて、私からみたら褒めるところがたくさんある子どもたちばかりです。

しかし保護者の方からは、『我が子を褒めるのは難しい』という声をよく聞きます。

また、せっかく講師が褒めているのに、
「本当ですか?ここがダメなんです。〇〇できていないんです。大丈夫でしょうか。」
という、子どものネガティブなところを伝える保護者は少なくないです。

自分がやったこと、頑張ったこと、やろうとしたことを否定されたら、どんな気持ちになりますか?
できていることを褒められず、できないところばかり指摘されたら、どんな気持ちになりますか?
ほとんどの方は、嫌な気持ちになったり、やる気が失せて辞めてしまう人もいるのではないのでしょうか。

例えば私だったら、得意ではない料理を一生懸命している時に、横から、
「それ違う!何やってるの!こうだって!」
なんて言われたら、

「2度と料理なんかやるもんか!お前がやれ!」

って、ブチギレることでしょう。

逆に、
「その包丁さばきいいね。」
(言われるか?)
「混ぜ方上手だね。」
(どんなシュチュエーションだ?)
なんて言われたら、もっと技を見せたくなっちゃう!

そして、できあがった料理も褒められれば嬉しいし、

「よし、またやってみるぞ!」

という気持ちになることは間違いありません。

子どもも大人と同じです。
褒められることで、もちろん嬉しいですし、自分が認められたという気持ちになり、やる気が生まれます。
例え失敗しても、頑張った過程や挑戦した気持ちを褒めてもらえることで、もう一度チャレンジしてみようとする気持ちが生まれることが多くなるでしょう。

褒めることは認めることであって、それが自信につながります。
その積み重ねが、挑戦や前向きに取り組む気持ちに繋がっていくはずです。
だから日本語教育するときも、

たくさん褒めましょう!

些細なことでも大袈裟に褒めましょう!

間違っても、まわりと比べてはいけません。
あなたの目の前の子どもをしっかり見て、ある程度できるようになったことも、できて当たり前と思わず、
「今日もがんばったね。」
「昨日より上手にできたね。」
と、継続や小さな変化や努力を見逃さずに、できるだけたくさん褒めてあげましょう。

『日本語のシャワーを浴びせると同時に、褒めのシャワーも浴びさせましょう』

褒めてくれる人のことは、確実に大好きになるしね!
私も褒められると勘違いしてすぐ惚れちゃうし(笑)
大人への褒めすぎには気をつけて、子どもはいくらでも褒めちゃいましょう!

「スペシャル」のシャワーを浴びせよう!

子育てしていると思い通りに動いてくれない子どもに、
「うぉぉぉぉぉぉ!」
となることは日常茶飯事ですが、子どもの存在は言うまでもなくスペシャル。
思ってはいるだけでは伝わらないので、

「生まれてきてくれてありがとう!」
「あなたたちがいるだけで幸せ!」


正直そうは思えない余裕のない日が多いですが、1号と2号はスペシャルな存在であるということを、このように伝えるようにしています。

そして私はイギリスの田舎、白人の多い地域に住んでいます。
さらに近所はご年配の方が多く、若者で日本人の私は完全にマイノリティー。
ある意味有名人でスペシャルな存在です!
(めっちゃポジティブ)
ただ悪いことはできません。(笑)

イギリス人でもあり日本人でもある1号と2号も、現地校では完全にマイノリティー。
見た目も名前もなんか周りと違うし、いつでもどこでも日本語でしか話さない母さんと一緒にいるので、瞬きしないで私たちをガン見する子どもがよくいるくらいです(笑)

私は元々マイノリティーの自分をポジティブに思っているので、0号と一緒によく、1号と2号にこんなふうに伝えています。

美恵子
美恵子

みんなと違うことは、スペシャル!

1号と2号
1号と2号

おっ、おう。

0号
0号

日本人でありイギリス人である1号と2号は、スペシャル!

1号と2号
1号と2号

たしかに。

美恵子
美恵子

英語の宿題も日本語の宿題をする1号と2号は、スペシャル!

1号と2号
1号と2号

私たち、がんばってるよね。

0号
0号

英語が話せて日本語も話せるあなたたちは、スペシャル!

1号と2号
1号と2号

すごいでしょう。

美恵子
美恵子

土曜日に日本語の学校に行っているあなたたちは、スペシャル!

1号と2号
1号と2号

将来日本に住んみたいからね。

別に洗脳しているわけではなく、
本当にそう思っているから、伝えるんです!

あなたは、スペシャル!!

って。 そうやって褒めまくっていたせいか、
『日本人であること、日本語が話せること』
が1号と2号の自慢でもあり誇りでもあり、自ら進んで現地校で

自慢しまくっています(笑)

補習校でやった書道の作品を勝手に学校に持っていき『校長賞』をもらっちゃう1号
朝から知っている言葉と絵を書いて、学校で日本語の先生をやる気満々の2号

さすが!!
1号と2号は「みて!みて!」がすごいですね。
(親の顔が見てみたいw)

この2人のお陰で、日本を知れて、日本に興味を持った子どもたちがたくさんいるそうです。
なんて素晴らしい影響力なんでしょう。
なんてたって、

うちの子、スペシャルですから!!
(でたっ、安定の親バカ)

いいんです。
みんなで堂々と親バカになりましょう。

そしてバイリンガル教育、日本語教育を頑張っている親たちもすごいんですから、

私たちも、スペシャルです!!

事実ですから絶対に忘れないようにしましょう。
親子で自己肯定感アゲアゲでいきましょう!

バイリンガル教育成功への秘訣

『日本語が大好きな子どもを育てる』ことができれば、バイリンガル教育の成功に確実に近づきそうですよね。
『日本語を好き』になってもらうためには、

・一緒に楽しむ!
・たくさん褒める!
・「あなたはスペシャル」と伝えまくる!

と、今回は3つの秘訣をお話ししました。
これらは、

日本語を教えるテクニックより大事なこと

と、私は思います。

これらの全ては、誰にでも今すぐできそうなことばかりですよね。
だからみなさん、やりましょう!

でもね、、、
こんな偉そうに語っていてもね、、、

できない日もあるんですぅぅぅ(涙)
本当にごめんなさい。うわぁぁぁん。


イライラしてしまう日もあるんですぅぅぅ。
だって、人間ですもの!
(あっ。もう、開き直りやがったw)

そんな日があったら、、、

大きく深呼吸をしましょう。
子どもを抱きしめて、イライラしたことを謝りましょう。
そして「大好き」と伝えましょう。


失敗したら、親もすぐにやり直せば大丈夫。
我が家はそれで、うまくいっているから大丈夫。
まずは3つの秘訣を心がけて、一緒に頑張っていきましょう!

美恵子
美恵子

私もまだまだバイリンガル子育て奮闘中。
一緒に焦らずコツコツできるだけ楽しくやっていきましょう!

えいえい、おぉぉぉぉぉ!!
私の考えや経験が少しでもお役に立てたら幸いです。